「店長、最近入店したあの新人ってどうなったんですか?」
同僚キャストの何気ない一言が、ふたつの人生を激しく交錯させる引き金となる。『デリヘル初日シーズン2 お店にでないワケありキャスト―るびい』は、ただの官能漫画ではありません。それは、傷ついた少女が「性」そのものを通じて、歪んだ愛から本当の悦楽へと変貌していく、痛切で官能的な再生の物語です。
主人公は佐藤るびい。面接の瞬間から漂う、どこか影を宿した魔性の女子校生。彼女には出勤できない「ワケ」があった。義父からの日常的な性的虐待——それはフェラとスマタを強要される、出口の見えない日々。心の底で助けを呼び続けた、本当のパパは現れず。その過去が、彼女の核心に深く刻み込まれている。
そんなるびいを待ち受けていたのは、「デリヘル初日」という名の、一風変わった講習。客は本番禁止だが、店長である“俺”は自由に生ハメできるという、矛盾に満ちたルール。初めてのナマ中出しという名目の下、彼女の処女は奪われる。不安げに呟く「責任取ってくれるのか知らないですけど」「私…しつこいですからね」という言葉は、過去のトラウマの反響であり、そして新たな関係への、かすかな期待の表れなのかもしれない。
しかし、この作品の真骨頂はここからです。単純な凌辱で終わらない。るびいは、店長との生ハメ交尾の中で、初めての“アクメ”というものを知る。「私、セックスが幸せな事だって分かったんです」。この台詞が全てを物語っています。虐待という歪んだ形でしか「性」を知らなかった少女が、純粋な肉体的快楽、そしてそこに伴う小さな安心感に目覚める瞬間。支配と快楽、屈従と解放が複雑に絡み合い、読者の心を揺さぶります。
作画を担当する黒結(X: @linlinlindo_)の筆致は、この心理的変容を見事に可視化します。86ページのフルカラーと86ページのモノクロ、合計172ページという大ボリュームで描かれるるびいの表情は、不安、苦痛、恍惚、そしてとろけるような陶酔へと微細に変化していきます。特にたわわで立派な巨乳、でかくてほんとにいいカラダの描写は、官能シーンの臨場感を最大化し、読者を物語世界へと引きずり込みます。更におまけのアニメーションが、静止画では伝えきれない躍動感を加え、作品世界をさらに豊かなものにしています。
本作は、風俗ものの表層的な興奮を超えて、キャラクターの内面に深く分け入る稀有な作品です。「ワケあり」というタグの奥に潜む人間ドラマと、圧倒的な官能描写が見事に融合した一本。FANZAで配信中のこの作品は、エロスに深みを求める全ての読者に、強く、強くお勧めします。