「たまたま同じ地域に生まれ、同じ学年で、同じ時間を過ごしただけ」。そう割り切れるなら、どんなに楽だったでしょう。でも、心はそんなに簡単には騙せない──。佐波缶先生が贈る、胸を締め付けられるほど「辛く」、そして「熱い」BSS傑作『君が思い出になるまで』は、そんな普遍的な苦悩を、エロティシズムの極致へと昇華した作品です。
幼馴染・利根はクラスの人気者。彼女への想いが「好き」なのか、ただの慣れなのかもわからないまま、主人公は曖昧な日々を送っていました。しかし、転校生・玉村の出現が、その脆い均衡を粉々に打ち砕きます。利根は彼と付き合い始め、主人公は「ただの幼馴染」として振る舞おうと必死になります。…それが、放課後の教室という非日常の空間で、利根が玉村にフェラチオをしている姿を目撃するまでは。
この「覗き見」という瞬間こそが、作品の核です。清純で快活だった幼馴染の、知らなかった淫らな表情(メス顔)。その衝撃的なギャップが、読者の心を鷲掴みにします。読者からも「幼馴染のフェラを覗き見るところからフィニッシュで…までの流れが最高」との声が上がるように、この一瞬から物語は疾走し、やるせない思いと性的興奮が入り混じった、唯一無二の陶酔感へと読者を誘います。
さらに珠玉なのは、利根が相手と行為に及びながら、心のどこかで主人公のことを考えていると示唆されるシーンです。「幼馴染が主人公の事を考えながら…のシーンも最高」というレビューが象徴するように、これは単純なNTR(寝取られ)描写ではありません。二人の間に横たわる複雑で捻じれた感情──未練、嫉妬、諦め、そしてどこか残る親密さ──が、官能的なシーンに深みと「人間味」を添えています。辛いからこそ、その後の解放感がたまらない。これが「BSS作品の醍醐味」であり、本作が卓越している点です。
美少女であり、制服が似合い、美乳という身体的魅力も申し分ないヒロイン・利根。彼女との“思い出”が、甘くも痛くもなる瞬間に、あなたもきっと浸ってしまうでしょう。この作品は、ただエロいだけでなく、切なさが性感を増幅させる、そんな稀有な体験を約束してくれます。