「夫には決して触れさせない、私だけの秘密の場所――」
そう思っていた日々が、たった一つの再会で音を立てて崩れ去ります。大人になり、社会人となり、妻となった「しの」。しかし、心の奥底には学生時代に元セフレ『タキ』に教え込まれた、アナルという禁断の快楽が、忘れられない火種としてくすぶり続けていました。同窓会での偶然の再会は、そんな抑圧された欲求に、一気に風を送り込むことになるのです。
この作品『おしりの穴でだけだから…』は、人妻・しのが「アナルだけ」を媒介に、過去の濃密な関係性へと引きずり戻され、肉体と理性が引き裂かれる瞬間を、実に丹念に、そして官能的に描き出した傑作アナルNTR漫画です。作者のなだゆいさんは、シナリオ・作画を一手に担当し、ヒロインの微細な表情の変化、身体の慄き、そして何よりも「アナル」に集中した性感描写において、比類のないクオリティを見せてくれます。
最大の特徴は、その「特化性」にあります。タイトルが示す通り、これは「おしりの穴でだけ」の物語。純愛や通常の性交ではなく、アナルという一つの領域に全てのスポットライトが当てられるからこそ、読者はその行為の一つ一つに没入せざるを得ません。浣腸による準備から始まり、玩具を使った前戯、そして様々な体位での本番へ。台所、風呂場、玄関と、夫の気配が残る自宅のあらゆる場所が、背徳の快楽の舞台へと変貌していく様は、緊迫感と興奮に満ちています。特に「温泉浣腸」や「ザーメン排泄」といったアブノーマルながらもどこまでもエロチックな描写は、この作品ならではの強烈な個性。ただし、スカトロ描写はないため、その点はご安心を。
「NTRを強調する描写なし」という作者コメント通り、夫の存在はあくまで背景にあります。つまり、この作品の本質は「寝取られ」という外的なドラマよりも、「アナルの快楽によって、自分自身の肉体が変貌し、快楽に堕ちていく内面の過程」そのものにあるのです。しのが羞恥と悔恨に震えながらも、次第にタキの手にかかるたびに身体を預け、歓びの声を漏らすようになる「快楽堕ち」の描写は、読む者の胸を灼きつけます。
99ページというたっぷりのボリュームは、ただ単にセックスシーンを羅列するのではなく、しのの心の移り変わりと肉体の感覚をじっくりと追体験できる贅沢な時間を提供してくれます。まさに、アナル性交という行為の「全部」を味わいつくしたいという貪欲な欲求に応えてくれる一冊。もしあなたが、深く、濃厚で、一つのことにとことんこだわり抜いた官能描写に飢えているなら、この作品は間違いなくその渇きを癒してくれるでしょう。FANZAにて配信中の、アナル愛好家必携の、熱くて湿った宝石です。