「666」という数字の並びを見ると「なんとなく不吉…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
「悪魔=サタンの数字」という説明がされることもあれば、「エンジェルナンバー=天使の数字」と説明されることもあり、なんだか不思議な感じがしますよね。
今回は、この「666」という数字の本当の意味について解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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「666」が表す意味とは?ヨハネの黙示録
「666」が「悪魔の数字」と言われることが多いのは、キリスト教の聖書の一部「ヨハネの黙示録」の記述に由来があります。
↓なお、本来の聖書の表現では「悪魔の数字」ではなく「獣の数字」となっています。
ここに、知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。
そして、その数字は六百六十六である。
「ヨハネの黙示録」第13章18節
この記述の意味は以下の通りです。
世界の終末が訪れるとき、私たち人類を地獄へ送るという「獣」が表れる。
その獣の正体は実は人間であり、その名は「666」である。
「名前が666である」というのはなんとも不思議な感じがしますよね。
実はこれには意味があるのです。
666の本当の意味を読み解く「ゲマトリア」とは?
666の本当の意味を読み解くためには「ゲマトリア」というものについて理解する必要があります。
ゲマトリアとは一種の暗号解読術のことで、聖書に現れる数字をアルファベットに変換するためのものです。
このゲマトリアによって「666」を暗号として読み解くと、過去の歴史で現れたことのある暴君の名前が浮かび上がります。
それはネロです。暴君ネロとして知られる彼は、古代ローマ帝国の皇帝で、キリスト教の迫害を行ったことで知られています。
キリスト教徒にとって、迫害を行ったネロは非常に恐ろしい存在でした。
キリスト教とにとって彼は正しく「悪魔」であり、世界に終わりをもたらす「獣」だったのです。
ただし、「666=暴君ネロ」は一つの説に過ぎません。
他の説についても紹介しましょう。それは現代に生きる私たちみんなが知るあの人物です。
666が現す悪魔=ヒトラー説?
666が表す悪魔=ヒトラーと考える説があります。
これも上の聖書(ヨハネの黙示録)の記述を、ゲマトリアによく似た暗号解読で読み解いた場合の説です。
具体的には、ローマ数字をA=101、B=102…と読み解いていくと、「666」は「HITLER」の合計した値となるのです。
いうまでもなくヒトラーはユダヤ民族(ユダヤ教徒)を大虐殺した悪魔のような存在です。
キリスト教とユダヤ教とは密接な関係がありますから、ヨハネの黙示録に登場する悪魔=ヒトラーという説があるのです。
悪魔の数字がテーマになっている大ヒット映画
アメリカで公開された映画に『オーメン』という映画があります。
ヨハネの黙示録にあった獣の数字「666」を題材にした物語で、作中では額に「666」の刻印を持つ子が悪魔の子として登場します。
大ヒットしたこの映画が社会に与えた影響はすさまじいものがありました。
ここから「666」=「悪魔の数字(不吉な数字)」というイメージが広まったと考えられています。
「ヨハネの黙示録っていったって、大昔の迷信でしょ?バカバカしい」そう思われる方もひょっとしたら多いかも知れませんね。
しかし、参考までに次で説明する項目についても読んでみてください。
「666」という数字が、意外なところで現れてくる奇妙な事実が浮き上がってくるのです…(これらは都市伝説などでよく例として挙がるお話です)
インターネットのURLにつける「www」
インターネットのサイトのURLには、「http://www.abc.com」というように、「www」をつけますよね。
通常は「world wide web」の頭文字をとって「www」という意味で使われますが、実はこれを「666」の悪魔の数字とする説があるのです。
根拠としては、この「W」はアルファベット(abcdefg…)の順番で言うと23番目にあたります。
これを2と3に分けてかけると2×3=6になり、それが3つあるので「www=666」となるというわけです。
日本のお金にも「666」が?
日本の硬貨(1円玉・5円玉・10円玉・50円玉・100円玉・500円玉)をすべて足してみると…。
1+5+10+50+100+500=「666」となります。
なぜ200円硬貨や300円硬貨はないんだろう?と考えると、なんだか最初から仕組まれていることのようにも思えますね(都市伝説ですが)
都市伝説を信じる人にとっては何とも奇妙な事象と言えるでしょう。
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エンジェルナンバーとは?
「レジでお会計したら777円だった」「腕時計を見たらちょうど11時11分11秒だった」そんな経験ありませんか?
こうした生活の中での「数字の偶然」には意味があると考える人がいます。
その人たちによると、こうした数字は「エンジェルナンバー」と呼ばれ、「天使からのメッセージ」として意味付けがされているのです。
彼らによると、天使というのは日頃から私たちの生活を見守ってくれていて、姿や言葉は知ることができない代わりに、こうした数字をメッセージとして送ってくれているのです。
以下ではこのエンジェルナンバーとしての「666」の意味について解説しましょう。
エンジェルナンバーとしての「666」の意味とは
上でも見たように、エンジェルナンバーを信じる人にとって、数字には「天使からのメッセージ」としての意味があると考えられています。
一般的には「悪魔の数字」と言われることの多い「666」ですが、エンジェルナンバーとしての意味では、大きく分けて次の4つと説明されることが多いです。
エンジェルナンバー666の意味
- 666の意味①:常にポジティブな思考を心がけよう
- 666の意味②:物への執着を捨てて時間等を大切にしよう
- 666の意味③:ボランティアやチャリティ活動をしよう
- 666の意味④:パートナーや家族を何よりも大切にしよう
悪魔の数字と言われることの多い「666」ですが、エンジェルナンバーとしてはむしろ良い意味が含まれています。
日常生活で「666」という数字の組み合わせを見かけたら、上の4つのような意味が込められている…と、日ごろの行いを見直してみるきっかけにしてみると良いかもしれませんね。
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まとめ
今回は「666」の意味や由来について解説しました。
聖書にあらわれる「666」の数字は、獣の数字=キリスト教徒を迫害する悪魔のような人物という説があります。
単なる都市伝説と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「666には意味がある」と考えながら生活していると、日常生活でこの数字の組み合わせに出くわすことが意外に多いことに気づかれるかもしれません。
本文で紹介した以外にも、数字にまつわる都市伝説はいろいろありますので、興味のある方は調べてみると面白いかもしれませんよ。
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