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イギリス国旗の成り立ちとは?由来や意味・名前を簡単に解説!

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イギリスといえば、青地に白いラインが入った赤いリボンのような線が組み合わさった国旗が有名ですね。

しかし、この国旗の持つ意味や由来についても知っているという方は意外に少ないのではないでしょうか。

国旗はその国の歴史や成り立ちを表すものなので、もちろんイギリス国旗にもきちんと意味や由来があるのです。

この記事では、イギリス国旗の成り立ちや名前を簡単に解説しますので、イギリスという国国について深く理解したいという方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。

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イギリス国旗の成り立ち:由来や意味も解説!

イギリス国旗

イギリス国旗の「青地に赤と白のライン」の形には深い意味があります。

その意味について説明しましょう。

イギリス国旗の模様は十字架

よく見ると、2つの図形が合わさっているのが分かるでしょうか。

たてと横を結んだ「+」の十字架と、左右斜めに入ったバッテンマークの十字架です。

これらは、イギリスの地域を守る「守護聖人」と呼ばれる人々を表す十字架を表しているのです。

(※守護聖人とはその地域で活躍したキリスト教のえらい人のことです)

また、イギリスは次の項目で見るように「4つの地域」が合わさって成り立っている国ですが、もともとの国の国旗をミックスして今のイギリスの国旗を作ったという歴史があります。

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イギリス国旗は「4つの地域」を表している

イギリス国旗

イギリスという国は、もともと別々に独立していた4つの国が、1つに合体してできた国です。

4つの国というのは次の国々ですね。

イギリスはもともと4つの別々の国だった

  • ①イングランド
  • ②スコットランド
  • ③ウェールズ
  • ④北アイルランド

どの地域も現在の国としては「イギリス」なので、そこに住む人はイギリス人です。

しかし、住んでいる人たち自身は、自分のことをイギリス人というよりも、イングランド人とか、スコットランド人という風に思っていることが多いですね。

日本でいえば、日本人というより大阪人・福岡人というようにプライドを持っているようなものでしょうか(この気持ちがもっと強い、というイメージ)

上の4つの国のうち、③のウェールズ以外の3つの国のもともとの国旗が合わさって、今のイギリス国旗になりました。

次の各項目でそれぞれの国のもともとの国旗を紹介していますので、参考にしてみてください。

イングランド、スコットランド、北アイルランドの3つの国旗を組み合わせて、今のイギリス国旗が作られているのがわかると思います。

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①イングランド

イギリス国旗

イギリスは大きく分けて左右2つの島がありますが、右側の「グレート・ブリテン島」の下三分の二ほどがイングランドです。

4つの地域の中で一番大きな力を持っていて、本来イギリスと言われればイングランドを指します。

イギリスの首都・ロンドンやマンチェスター、ブライトンといった大きな都市はイングランドにあります。

国旗の模様は白地に赤い十字で、守護聖人は聖ジョージです。

②スコットランド

イギリス国旗

グレート・ブリテン島の上三分の一、イングランドの北に位置するのがスコットランドです。

故郷に誇りを持ち、「自分はスコットランド人だ」と思っている人も多いです、

ワールドカップでイギリスとは別にスコットランドのチームができたり、独立しようとしたことで話題になりましたね。

国旗は青地に白いバッテンマークのような十字架。

イギリス国旗の背景が青いのはスコットランド国旗の特徴なのです。

守護聖人は聖アンドリュース。

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③ウェールズ

イギリス国旗

イングランドの西に位置するのがウェールズです。

4つの地域の中では唯一イギリス国旗に模様の特徴が入っていません。

その理由については後で説明します。

④北アイルランド

イギリス国旗

グレート・ブリテン島の西側にあるアイルランド島の北にあるのが北アイルランドです。

南側はアイルランドというまた別の国があります。

ややこしいのですが、北アイルランドはイギリスの一部です。

国旗は白地に赤いバッテンマークのような十字。

守護聖人は聖パトリック。

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国旗に採用されなかったウェールズ

ウェールズは、4つの地域の中で唯一イギリス国旗の模様が描かれていません。

ウェールズがイギリスの一部になったのは今から200年以上も前ですから、イギリスになるのが最近過ぎて模様に取り入れられなかった、というわけでもないはずです。

なぜウェールズだけが仲間はずれなのでしょう?

実は、これには深い理由があるのです。

ウェールズはどんな国旗?

イギリス国旗

上でも見たように、ウェールズの国旗は他の3つの地域とは全く違いますよね。

背景は上半分が白、下半分が緑色。

そして真ん中には大きな赤いドラゴン(レッドドラゴン)が描かれています。

このドラゴンは、古代イギリスを支配していたローマ軍の旗に描かれていたトカゲが由来とされています。

ちなみにこのドラゴンは正しい描き方が決まっておらず、赤いドラゴンであればある程度自由に描いても問題ありません。

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なぜ採用されなかったのか

ウェールズ国旗だけがイギリス国旗の中に取り入れられなかったのは、ウェールズが早い時期からイングランドに統合され、支配されてきたからです。

つまり、イングランド・スコットランド・北アイルランドは対等の力を持っていた状態で一緒になったのでそれぞれの国旗が採用されましたが、ウェールズはあまり力を持っていなかったので採用されなかったというわけですね。

なお、単純にウェールズ国旗が他の3つと模様がかけ離れ過ぎているため取り入れにくい、という理由もあります。

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イギリス国旗が他の国の国旗にもあるのは何故?

ニュージーランド

(↑こちらはオーストラリアの国旗)

イギリス国旗はオーストラリアやニュージーランドなど、まったく別の場所にある国の国旗の左上にもありますよね。

それは何故なのでしょうか?

イギリス国旗が左上に入っている国旗を使っている国一覧

イギリス国旗

(↑こちらはニュージーランドの国旗)

次のような国々の国旗には、イギリス国旗が左上の位置に入っています。

イギリス国旗が含まれている国旗を使っている国

  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • クック諸島
  • フィジー共和国
  • ツバル
  • ニウエ

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イギリスの国旗がある国はイギリス連邦の一員

イギリス国旗

(↑こちらはクック諸島の国旗)

イギリス国旗が入っている国旗の国は、「イギリス連邦」というグループに入っているからです。

オーストラリアとニュージーランド以外はあまり聞かない名前の国が多いですね。

しかし、昔はイギリスととある関係がありました。

イギリス連邦とは?

イギリス国旗

(↑こちらはフィジー共和国の国旗)

イギリス連邦とは、かつてイギリスが支配していた国のグループのことをいいます。

難しい言葉で「連合体」といいます。

たとえばイギリス連邦に入った国が攻撃された場合、イギリスや他の連邦国が助けに来てくれます。

とはいえ絶対に協力しないといけないというわけでもなく、つながりはかなりゆるいです。

あくまで国の独立を守るため、イギリスが必要以上に手を出さないようにしているのです。

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昔はイギリスの植民地だった

イギリス国旗

(↑こちらはツバルの国旗)

イギリス連邦に入る国々は、昔イギリスの植民地でした。

他の大国に支配されている国を歴史の言葉で「植民地」と呼びます。

農作物(たとえば砂糖や紅茶)をたくさん作らせて支配する大国が安く買って他の国に売るのです。

独立したものの、大国に支配されていたせいでどうやって国を建て直せばいいのかわからないという国もありました。

イギリス連邦の場合は、昔支配していたイギリスがそんな国の運営を少し手伝っているのです。

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イギリス国旗の名前は?

イギリス国旗

そもそもイギリス国旗の名前は何というのでしょうか。

日本の国旗を「日の丸」と呼ぶように、イギリス国旗にも名前があります。

以下では、イギリス国旗に関する基本的な知識について確認しておきましょう。

イギリス国旗の名前=ユニオンジャック

イギリス国旗の名前は「ユニオンジャック」といいます。

日本の国旗は「日章旗」、アメリカの国旗は「星条旗」と呼ばれますが、それらと同じです。

そして「ユニオン」とは連合のことです。

イギリスの3つの地域は連合国同士でつながっていると説明しましたね。

「ユニオンジャック」という名前もイギリスを形成する地域のつながりが表されています。

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全体的なイギリス国旗の特徴

イギリス国旗は一見複雑そうに見えて、意外とシンプルです。

色も赤と白と青の3色だけ。

イギリス国旗はイングランド、スコットランド、北アイルランドの国旗が組み合わさっています。

二つの十字架が組み合わさっているので、宗教の色が強い国旗と言えるでしょう。

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まとめ

イギリス国旗

今回はイギリス国旗について解説しました。

イギリスは複数の国が一つになった国ですが、それぞれの地域が「自分はそこにいる」ということを国旗で私達に教えてくれています。

イギリスのニュースや文化に触れることがありましたら、そのことを思い出してみて下さいね。

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