Sponsored Links

言葉の意味

「宥恕(ゆうじょ)する」の意味とは?類義語・使い方を具体例で簡単に解説!

俳優の船越英一郎さんが、元妻の松居一代さんに「今回に限り宥恕する」と発言したことが話題になりましたが、この「宥恕する」という言葉の意味はなかなか難しいですよね。

  • ただ単に「許す」というのと意味はどう違うのか?
  • あえてこの言葉を選んだのは、どういうニュアンスを伝えたいからなのか?
  • 日常生活で使うとしたら、どういうときに使う言葉なの?

…などなど、疑問に感じた方もきっと多いのではないでしょうか。

今回は、この「宥恕する」という言葉の意味について、具体例を使って簡単にわかりやすく解説します。

類義語や対義語・漢字の語源や成り立ちについても詳しく紹介ていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

[ad#co-1]

宥恕の意味とは?簡単にわかりやすく解説!

宥恕

「宥恕」とは、ごく簡単にいうと「広いな心であなたの罪を許しますよ」という意味です。

ただし、この「宥恕する」という言葉は、日常会話で使うことはあまりありません(主に文章で使うかたい言い回しです)

例えば、裁判ざたになってしまったようなケースで、被害者側が加害者を「示談するなら罪に問いません」という意思表示をしたいときに使うことが多い言葉です。

[ad#co-1]

船越英一郎さんが「宥恕する」で伝えたかったニュアンスとは?

冒頭の船越英一郎さんのケースでも、ただ単に「相手を許す」という意図で使われているのでではないと思われます(その意図ならもっと別の表現を使うはずです)

実際、宥恕するという言葉は裁判や示談の場で使われるのが普通の言葉ですから、

「本来は刑事裁判もやりたいところけど、あなたが民事の示談できっちり責任を果たすならそれはやめておきます。でも今後も同じようなことをしたら…わかっていますよね?」

というようなニュアンスを伝える意図があると思われます。

[ad#co-1]

「宥恕する」という言葉を使った具体例

宥恕

「宥恕する」は、許しを請う謝罪文・詫び状・和解文などで用いられることが多いです。

「被害者→加害者」の文章として「今回はあなたを宥恕します」という使い方もありますし、

「加害者→被害者」の文章として「今回はご宥恕をいただけないでしょうか」というように使うケースもあります。

「宥恕する」例文

  • 御宥恕を賜りたく存じます
  • 加害者の過失を宥恕する
  • 深く反省して宥恕を請う

[ad#co-1]

実際に「宥恕する」が使われる場面

宥恕

すでに何度か触れていますが、「宥恕する」は、犯罪の被害者と加害者が和解をする「示談」という手続きの中で使われることが多い言葉です。

具体的には示談の内容をまとめた示談書に、被害者が加害者を「宥恕する」条項を入れることがあります。

もし、この文書に被害者が署名をすると、加害者の過失や罪を許したという意味になるのです。

刑事裁判になったようなケースで、こうした「宥恕の文言」が入っている示談書が証拠として存在すると、検察官が加害者を不起訴処分にしたり、有罪ではあっても刑罰が軽くしてもらえたりといったように、加害者に有利にはたらくのです。

もし、あなたが犯罪の被害者として事件にまきこまれたようなときには、この「宥恕条項」が含まれている和解書に、安易に署名しないように注意してください(相手を罪に問わない、という意味になってしまいます)

[ad#co-1]

「宥恕する」の類義語は?

宥恕

「宥恕する」を別の言葉で言い換える場合、次のような類義語が適切です。

宥恕するの類義語

  • 寛恕する
  • 容赦する
  • お許しください

[ad#co-1]

宥恕するの類義語①:寛恕する

「寛恕」の意味は、宥恕とほぼ同じで、ひろい心で相手を許すということです。

どちらかといいうと、「寛恕」は加害者の側から被害者に対して許しをこう文書で用いられることが多いですね。

堅い表現なので、日常会話で試用されることは少なく、ビジネスシーンの書き言葉で使うことが多いでしょう。

「寛恕する」の例文

  • ご寛恕いただければ幸いです
  • ご寛恕を請う

[ad#co-1]

宥恕するの類義語②:容赦する

「容赦」の意味は、許すこと、大目に見ること、手加減することです。

「容赦」は「宥恕」に比べると、日常会話でよく使用され、比較的軽く申し訳ない気持ちを表現する場合に使うのが一般的です。

ただし、「容赦」には相手の心の広さは表現されないため、相手を持ち上げる気持ちはあまりあらわれません。

「宥恕」は寛大な心で許すことですが、「容赦」は大目に見て手加減してほしいというストレートな意味になります。

容赦の例文

  • 数に限りがございますので、売り切れの際はご容赦ください
  • あいにく仕事の都合で出席できません。どうかご容赦ください

[ad#co-1]

宥恕するの類義語③:許す・お許しください

「許し」は、許可すること、罪をとがめないことを意味します。

「お許しください」は、「ご宥恕を賜りたい」に比べると、日常会話でもよく使用されます。

ただし、「お許しください」は、謝罪の場面で使用するのは適切ではない表現です。

「お許しください」を使う適切な場面は、本来のビジネスマナーとしてとるべき行動ができないときに、やむをえず代わりの行動をとることを認めてもらうときに限られます。

例えば、「この度の当方の失態をお許しください」と言ったら、相手に不快な思いをさせてしまうでしょう。

このような場面では、ストレートに「誠に申し訳ありません」のような表現を用いるのが適切です。

許す・お許しくださいの例文

  • 本来ならばお電話差し上げるところですが、メールでのご連絡となりましたことをお許しください

なお、「宥恕」という言葉は、最近では堅くあまり耳慣れない言い回しですので、それに代わって、もう少し平易な「許し」という言葉を用いる場面が増えています。

[ad#co-1]

「宥恕する」の対義語は?

宥恕

ここまで説明した通り、「宥恕する」は相手を許すという意味です。

これとは反対に、加害者の罪を許さずに追及したりとがめたりする意味をもつ言葉(対義語)も押さえておきましょう。

宥恕という言葉の対義語としては、次のようなものがあります。

宥恕の対義語

  • 叱責(しっせき)
  • 誚責(しょうせき)
  • 誚譲(しょうじょう)

こちらも順番にくわしい意味と例文を紹介しましょう。

宥恕するの対義語①:叱責(しっせき)

「叱責」とは、相手の失敗や、怠慢(さぼること)をとがめること、他人の過失を叱った上で、今後の改善を求めることをいいます。

この「叱責」は日常会話でも比較的使用される言葉ですね。

叱責の例文

  • 失敗を厳しく叱責する
  • 資料の提出が間に合わず、上司から叱責された

宥恕するの対義語②:誚責・誚譲

「宥恕」の対義語には、その他に「誚責(しょうせき)」「誚譲(しょうじょう)」があります。

非常に難しい言い回しですが、意味は叱責と同じで、相手を責めとがめて改善を求めることをいいます。

[ad#co-1]

「宥」と「恕」の漢字の意味と成り立ち

漢字という文字は、音と形と意味をあらわすパーツから成り立っています。

「宥」と「恕」のそれぞれの漢字の意味を理解するために、漢字の成り立ちについても知っておきましょう。

「宥」の意味と成り立ち

宥恕の「宥(ユウ)」は、ゆるす、大目に見る、(制約などを)ゆるめる、心がひろく思いやりがある、なだめる、寛大な措置をとる、といった意味がある言葉です。

この「宥」は、「うかんむり」に「有(ユウ)」という音が組み合わされた形声文字で、熟語には、赦宥(シャユウ)、寛宥(カンユウ)などがあります。

「うかんむり」は、屋根のような形を表していて、「おおう」という意味をあらわしています。

「囿(ユウ)」という同音の漢字の、寛大である、(制約を)ゆるめるという意味を受け継いで、「ゆるす」という意味の「宥」という漢字がうまれました。

[ad#co-1]

「恕」の意味と成り立ち

一方で、宥恕の「恕(ジョ)」の文字には、おもいやる、いつくしむ、あわれむ、ゆるすという意味があります。

「恕」は、「こころ」に「如(ジョ)」という音が組み合わされた会意・形声文字で、熟語には、寛恕(カンジョ)などがあります。

口の形は、神に祈る姿をあらわし、女性の意味が組み合わされることで「如」となりました。

「こころ」の意味が加わって、「思いやりの心(仁)」を意味する「恕」という漢字がうまれました。

[ad#co-1]

まとめ

宥恕

今回は、「宥恕」について解説しました。

本文で紹介しましたが、「宥恕」とは寛大な心で罪を許すことです。

加害者は犯した罪をつぐなわなければなりませんが、被害者の「宥恕」が得られれば、自分の人生に前向きな気持ちになれるのではないでしょうか。

一方、被害者も身体的または精神的な傷を忘れることはできませんが、加害者を一生うらみ続けて生きていくのはつらいことです。

被害者の広くて寛容な心と、加害者が罪をつぐなおうとする真摯な姿勢のあいだに、「宥恕」という言葉がうまれます。

[ad#co-1]

Sponsored Links



Sponsored Links

-言葉の意味

Copyright© 田楽ブログ , 2020 All Rights Reserved.