心理学の話

場面緘黙症の原因は親?治療方法や正しい接し方は?中学生~大人になっても治る?

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場面緘黙症とは、生活のある場面で発声ができなくなってしまう症状のことをいいます。

例えば、家庭内では問題なく話すことができるのに、職場に行くと突然声が出なくなるという方は、場面緘黙症に当たる可能性があります。

この記事では、場面緘黙症の原因や治療方法についてわかりやすく解説します。

周囲に場面緘黙症の人がいる場合の接し方についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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場面緘黙症の原因とは?発症してしまう理由を解説

場面緘黙症

場面緘黙症は主に遺伝的な原因・心的外傷による原因・教育環境による原因の3つの原因があります。

場面緘黙症の3つの原因

  • 遺伝的な原因:幼少期ですでに場面緘黙症の傾向がみられる場合には、遺伝的な要因を検討する必要があります
  • 心的外傷による原因:突然、あらゆる場で発話ができなくなってしまったような症状では、心的外傷による場面緘黙症である可能性があります
  • 教育環境による原因:外国語を話さなくてはならない状況で育った子供は、自分の放す内容に自信を失うことがあり、内向的な性格になるとともに場面緘黙症の症状がみられることがあります

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場面緘黙症は中学生~大人になってから発症することもあるの?

結論から言うと、場面緘黙症は中学生~大人の段階になってからでも発症することがあります。

心理的・文化的な要因による場面緘黙症は、成長していく中で起こるできごとによって引き起こされるものだからです。

学校生活の中での発症する例では、特に年度が変わる新学期などに場面緘黙症となる子供が多い傾向があります。

さらに、社会人となった後の段階でも、職場環境の変化や転職などをきっかけとして場面緘黙症の症状が発症することも考えられます。

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場面緘黙症の原因は親にもある?

幼少期に発症する事の多い場面緘黙症ですが、親の影響が原因になることも十分に考えられます。

特に親自身が育児に慣れておらず、ストレスで暴言を吐いたり無視をするなどコミュニケーションを取り辛い状況が続いてしまうと、精神的に委縮してしまい発症に至るケース等があります。

さらに、心的外傷を与えるような言動やネグレクトも場面緘黙症の原因となる可能性があります。

生来、内気な性格の子供である場合にはよく子どもを観察し、日頃から意識的に話を聞いてあげるなどの注意が必要です。

場面緘黙症と併発することが多い障害について

全体を通してみると幼少期に発症する事の多い場面緘黙症ですが、その影響か言語系の発達障害を併発していることがあります。

例を挙げると「吃音症」や「知的障害」などですが、場面緘黙症に似た症状のため判断が難しいケースがほとんどです。

これらを素人が判断するのは困難ですので、専門医のいる心療内科等での受診をおすすめします。

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場面緘黙症の治療方法

場面緘黙症

主にカウンセリングによる心理療法がメインになります。

症状の重さによって治療方法も変わってきますが、原因を特定するためにもまずは医師の診察を受けるべきでしょう。

また、専門家による治療の他にも、周囲の環境を改善することで回復に向かうこともありますので詳しく解説していきますね。

専門家と治療していく

言語聴覚士とカウンセリングをしていく治療法がメインになります。

他には音楽を使った療法や服薬による薬物治療など、自分自身だけではできない治療法ができますので、自分に合う方法を探してみると良いでしょう。

周囲の環境を改善する

「話したいのに話せない私は普通じゃない…」

そんな考えが場面緘黙症を悪化させる原因となっているのです。

近しい人だけでも構わないので思い切ってカミングアウトしてみたり、話す場面が来たらサポートしてもらえるように頼んでみましょう。

勇気が必要なことではありますが、助け合って生きることができる人間だからこそ可能な方法です。

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場面緘黙症の人とはどう接するのが良い?

場面緘黙症

症状について知った前と後とで接し方を変えないのが基本になります。

場面緘黙症の人は他人の気持ちに敏感です。

自分の症状に気を使ってもらっていると意識すること自体が精神的なとストレスになる場合があります。

とはいえ、症状の重さによっては配慮が必要になるケースもありますので、以下で具体的な対応例を紹介しましょう。

普段通りに接するのが基本

先ほども述べましたが、場面緘黙症の人は、「自分が相手に与える印象や影響」にとても敏感です。

接する人が気を使うと、その人に気を使わせまいと本人も常に緊張した状態が続いてしまい、症状の悪化にもつながる可能性があります。

可能であれば、本人が苦手とする場面を事前に開示してもらったうえで、そうした状況から可能な限り避ける環境にする配慮をするのがのぞましいでしょう。

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適切なタイミングで話せなかった時も言及しない

場面緘黙症の人は、会話の中で適切なタイミングをはかって話せなかったことについて、本人が一番理解しています。

そのため、会話の中でそのことを本人にあえて指摘することなく、気づかなかったというように、表には出さない対処が必要です。

また、「あなたは場面緘黙症だから仕方ない」というようになぐさめることも適切ではありません。

特に思春期の子供は敏感なので、指導に当たる教員は注意しなければなりません。

聞き取れなかった時は少し間を置いたり、筆談に切り替えるなど違う方法を試してみるのも良いでしょう。

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