マイルストーンとは、もともとは「道路標識」を意味する言葉です。
例えば、道路標識には「~まで~km」と距離が書かれていますが、この道路標識をみれば、目的地までの距離がおおよそわかります。
ビジネスの場で「マイルストーン」といった場合には、もともとの意味から転じて、「物事の進み具合を管理するための目印」を意味するようになりました。
長期間にわたって行われるプロジェクトなどでは、節目ごとに取引先に対して「ここまで完了しました」というように報告を行いますが、この報告がマイルストーンというように呼ばれるわけです。
この記事では、ビジネスにおけるマイルストーンという言葉の具体的な使い方について簡単に紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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マイルストーンの意味とは?
冒頭でも見たように、ビジネスの場で「マイルストーン」といったときには、仕事の進み具合に目印をつける意味を込めて、節目ごとに行われる報告(仕事のひと区切り)のことを指します。
もともとは「道路標識」を意味する言葉と説明しましたが、より正確にいえば、マイルストーンという言葉の語源は、なんとローマ帝国時代(今から2500年以上も前です)にまでさかのぼることができます。
ローマ帝国では、ローマ帝国に続く街道に1ローマ・マイル(約1000歩)ごとに目印を作っていました。
現在も、イタリアにあるアッピア街道というところにその名残があります。
日本にも、マイルストーンと同じ意味を持つ言葉があります。
それが一里塚(いちりづか)です。
昔は、一里(約4km)ごとに道の横に目印として設置されていました。
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マイルストーンという言葉のビジネスでの使い方
マイルストーンという言葉をビジネスで使うときの具体例を紹介しましょう。
例えば、会社の中で長期間にわたるプロジェクトなどが行われたとします。
そのときのマイルストーンの意味は、最終的な到着点(プロジェクトの完成)までに向かうための通過点を示す指標です。
そのため、例えば「○月○日をマイルストーンとしてプロジェクトを進めて」などのように使われます。
この場合、「○月○日」をマイルストーン(目安)にしてプロジェクトを進めて欲しいという意味となります。
また、「マイルストーンを作成するから集まって欲しい」などと使われることもあります。
この場合、何らかのプロジェクトを行うにあたって、その進み具合を確認するための目印となるマイルストーンを設定したいという意味になります。
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工事の進捗具合を表す意味
他にも、建築業者などでは、工事などに際して「いっきに終わらせるのは難しいから、途中にマイルストーンを設定して、そこで進み具合をあらためて確認しよう」などといったように使われることもあります。
マイルストーン(完成度合い)を設定することで、工事が完成するまであとどれくらいかかるかがわかるようになるということです。
つまり、スタート地点と最終的な目標地点の間に「仮の目的地」を定めて、とりあえずそこに向かって頑張るというときに、その仮の目的地のことをマイルストーンと呼ぶわけですね。
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マイルストーンとプロジェクトの違いは?
マイルストーンとプロジェクトという言葉は全くことなるものです。
プロジェクトとは、何らかの目的を達成するために行うこと全体のことを言います。
例えば、会社のシステムを完成させるために行うこと全体がプロジェクトになります。
マイルストーンはそのプロジェクトがどれくらい進んでいるかを示す目安です。
プロジェクトの中に、マイルストーンが何個もあるというイメージだとわかりやすいかもしれませんね。
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まとめ
今回は、マイルストーンの意味について解説しました。
本文でも紹介したように、マイルストーンとはもともと道路標識を意味する言葉でしたが、現在では「仮の目的地」という意味の言葉となっています。
ビジネスの現場ではよく使われる言葉なので、きちんと意味を理解しておきたい言葉ですね。
仕事でよく聞く言葉だけど、いまいちイメージがつかなかったという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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