もしも、街全体が巨大な「搾精」装置だったら——。
少年・咲万アキが迷い込んだ「ファップシティ」は、そんな欲望を制度として完結させた異世界です。彼の冒険は、美少女の密やかな瞬間を目撃したことから、一気に疾走します。その行為がバレた瞬間、彼を待っていたのは、ミニスカートの制服が眩しい搾精管理官・キャンディーでした。ここでは、覗き見た罪は、容赦ない「青姦お搾りコース」で償わなければならないのです。
本作の核となるのは、この「管理」という概念が生み出す、圧倒的な非対称性と強制の興奮です。アキは、街のルールを知らない無力な侵入者。対するキャンディーは、ルールそのものを体現する官能の執行者。彼女に拘束され、逃れることのできない状況で強要される行為は、少年の羞恥心と生理的な快感を残酷にまで弄びます。「無限種搾りプレス」という言葉が象徴するように、読者はアキとともに、逃れようのない快楽の波に翻弄されることでしょう。
しかし、この作品の真骨頂はそこで終わりません。一連の搾取を凌ぎ切ったと思ったその先に、アキを待ち受けるさらなる運命があると仄めかされるからです。この先には、キャンディーだけではない、この街の更なる深淵が広がっているのかもしれません。SFという設定が、単なる背景ではなく、常識を外した官能シチュエーションを支える骨格となっています。
作者であるねいさん先生は、「濃厚SEXの申し子」と称される実力派。その画力は、キャラクターの湧き上がるような官能表情、緊迫した肉体の絡み合い、そして「おしっこする瞬間」に代表されるような恥部にまつわるフェティッシュな描写まで、多岐にわたる欲望を、決してゆるむことのない筆致で描き上げます。「リビドー全開」というキャッチコピーは誇張ではなく、ページを捲るたびに濃密な性のエネルギーが迸る体験を約束してくれるでしょう。
46ページというボリュームは、この非日常的な物語をたっぷりと堪能するには十分です。独占販売作品として、そのクオリティには一切の妥協がないことを示しています。官能に歪んだ近未来SFを舞台に、強制と快楽の境界線が溶ける瞬間を追体験したいすべてのアダルト漫画愛好家に、この『The FAP City』は強く推薦します。あなたも、アキとともに「ファップシティ」の法に身を委ねてみません