「復讐」という言葉には、冷たく鋭い響きがあります。しかし、もしその刃先がかつて抱きしめた柔らかな肌へと向けられるなら、そこに生まれるのはどんな熱なのでしょうか。『NTRれた元カノを 金で買って復讐する話』は、そんな危険な問いかけから始まる、大人のための官能叙事詩です。
舞台は、10年前の辛い記憶にまだ囚われた男の日常。信じていた女性に裏切られ、心を閉ざした彼が再会するのは、風俗店という場で自らを商品に変えてしまった元カノ。変わらぬ美貌、いや、むしろ大人の女性として磨き上げられた艶やかさ。しかし、そこには昔の面影はなく、代わりに金で計られる価値だけが横たわっています。主人公は、かつての想いを金銭という力に変換し、彼女を「買う」ことで復讐を果たそうとします。この設定そのものが、読者に強いカタルシスと背徳的な興奮を同時に約束するでしょう。
物語は、この歪んだ主従関係から紡がれます。買った側の男は、復讐心と未だ消えぬ執着を込めて彼女の身体を貪ります。買われた側の女は、一見、金銭的な契約に従順に身を任せます。読者は、この非対称な関係性を、ある時は加害者的な視点で、ある時は複雑な思いを抱える女性の心情に思いを馳せながら追体験することになります。この双方向的な感情移入の可能性こそ、作品に深みを与える重要な要素です。
そして、多くの読者がそのクオリティに舌を巻いているのが、たっぷり52ページに描き込まれたエロティシズムの数々。巨乳ボディをくっきりと描写した作画は、フェラやイラマ、騎乗位などの様々な体位において、その都度違った官能美を炸裂させます。特に評価が高い騎乗位のシーンは、女性の能動的な動きと表情の変化が丹念に描かれ、視覚的な刺激に留まらない感情の高まりまでを感じさせます。ある読者の言葉を借りれば、「52ページ全部が『抜きどころ』」と言えるほどの充実ぶり。
しかし、単なるハードコアな描写で終わらないのが本作の真価。激しい肉体関係を重ねるうちに、次第にほぐれ、交わり始める二人の本心。10年前の事件には、主人公の知らなかった「秘密」が隠されていました。その真実が明らかになるにつれ、「復讐」という行為の意味は揺らぎ、変質していきます。憎しみの果てにあるものは、果たして……? 作者はこれを「復讐と再生の純愛」と表現し、最後には心温まるハッピーエンドへと導きます。NTRというジャンルにありがちな絶望や暗さではなく、傷ついた者同士がお互いの真実を知り、癒し合う再生の物語。そう、これは一編の、少し捻くれたラブストーリーなのです。FANZAで配信中の本作は、エロスとストーリー、両方を心ゆくまで味わいたい全ての大人の読者に、強くおすすめします。