日常という名の殻が、あまりにも唐突に、あまりにも理不尽に打ち砕かれる瞬間──。どろずみ先生による新作『双子の兄妹強●近親相姦つがいじめ』は、甘美な純愛でも、互いを求める近親相姦でもありません。これは、穢れを知らぬ双子の兄妹が、外部の悪意によって「汚される」ことそのものに焦点を当てた、「嫌悪感」と「性暴力」の美学に徹底してこだわった傑作です。
裕福で何不自由ない家庭に育ち、互いにさえ触れられることさえ拒絶感を覚える兄妹。その均衡を破るのは、一見無害な家政婦・佐倉の、突きつけられた銃口とカメラです。「このカメラの前で、二人の赤ちゃんを作ってください」。この狂気の命令は、二人の世界を「監禁」された退廃の坩堝へと変えていきます。肉体が拒否し、心が嘔吐感に震えても、強要される行為はやむことがありません。ページをめくるごとに、彼らの無様さ、惨めさ、純粋な「かわいそう」さが、読者の嗜虐心をくすぐらずにはいられないほどに繊細に描き出されます。
そして、この作品の真骨頂は、その先にあります。単なる暴力の描写に留まらず、強制された近親相姦という行為そのものが、兄妹を「泥中」へとさらに深く沈めていくプロセスです。読者からは「過去一」の残酷さと称されるその描写は、理不尽な運命に翻弄される者への同情と、どこか残酷な美しさを感じる「鬱」的な陶酔感を同時に喚起します。これは、フィクションだからこそ可能な、危険で甘美な背徳の体験と言えるでしょう。
60ページにわたって紡がれる物語は、終盤へ向かうにつれて、予想を裏切る「さらなる地獄」へと突き進みます。サンプルで予想していたような救済はなく、ただ「可哀想」で「理不尽」な結末が待ち受けていると、既読者も警告します。安心感を一切与えないその展開は、まさに「退廃・背徳・インモラル」というジャンルの真髄を体現しています。
「純潔」や「日常」が汚され、貶められ、無様に堕ちていく過程にこそ、一種独特のエロティシズムを見出す方へ。本作は、そんなあなたの欲望に、痛みを伴うほどに鋭く答えてくれることでしょう。FANZAにて、この残酷で美しい陶酐劇の幕が今、上がります。