「幼馴染のパーカーを着て、彼のことを想いながら、指を忍ばせる──」
そんな背徳的で切ない、けれどどこか温かいオナニーの情景に、心がぐらりと揺さぶられたことはありませんか? 『湿度高めな拗らせオナニー2』は、大反響を呼んだ『湿度高めな両片想い』シリーズから紡ぎ出される、ヒロイン・ユキちゃん視点のエロティックIFストーリーです。この作品は、ただの官能漫画ではありません。長年隠し続けた片想いの感情が、孤独な自室で濃厚に、じっとりと結晶する、一種の心理劇なのです。
物語は、ユキちゃんが片想いする幼馴染の男子のパーカーに身を包むところから始まります。その布地には、彼の微かな匂い、彼との記憶が染み込んでいるのでしょう。着衣の状態から繰り広げられるオナニーは、衣裳という“鎧”と、そこから覗く肌との対比が、想像力をかき立ててやみません。彼の存在を感じることで高まる体温、そして彼が突然パーカーを取りに現れるという、ドキドキが止まらない羞恥の瞬間。この「気まずさ」と「興奮」が渾然一体となる緊張感こそが、本作の最大の魅力です。
そしてクライマックスは、彼との妄想セックス。現実では決して踏み込めない一線を、妄想の中でならば大胆に越えていく。優しいフェラチオから、ついに結ばれる生挿入、そして中出し──。全ては頭の中の出来事でありながら、その描写はあまりにも生々しく、読んでいる我々までもが、ユキちゃんの罪悪感と陶酔感に共感せずにはいられなくなります。特にFANZA限定の描き下ろし6ページでは、彼の代わりとなるディルドを使ったパイズリや、擦り付けるようなオナニーなど、さらなるバリエーションで満たしてくれます。56ページというボリュームは、この濃密な感情のうねりを存分に堪能するには申し分ない長さです。
同じ作者による関連作品を読んだ読者からは、「感情描写が細やかで、主人公の気持ちにぐっと引き込まれた」という声や、「こんなに互いに想っているなら、もう少し踏み出せばいいのに…」というもどかしさを感じる声も。本作は、そんな“もどかしさ”そのものを官能の源泉に昇華した作品と言えるでしょう。自分だけの秘密で身体を熱くする、あのシチュエーションに共感する全ての方に、ぜひお勧めしたい一冊です。