少女たちの純潔が、廃工場の軋む音と男たちの荒い息遣いの中で、次々と踏みにじられていく──。『落魄れ 第二話』は、抵抗虚しく蹂躙される「美」と、その最中に芽生える倒錯的な「快楽」という、二つの慟哭を交差させた、痛切にして官能的な一篇です。
物語は、仲間を救おうと単身、町外れの廃工場へ向かうリーダー格の少女・ツグミの決断から始まります。しかし彼女を待ち受けていたのは、救出という目的とは真逆の、残酷な現実でした。仲間の少女はすでに三人の男たちに捕らえられ、「穴という穴全てに巨大な逸物を突き入れられ」ていました。これは単なる凌辱描写ではありません。ツグミが目撃するこの光景は、彼女自身がこれから辿る運命を、残酷なまでに予示するプロローグなのです。そして、当然のように彼女もまた罠にはめられ、三人の男たちの「好き放題」の餌食となっていきます。
この作品の核心は、ツグミという少女の内面にあります。説明文にある「相手を嬲ることで快感を覚える身体だと知ったのは初潮以前で…」という一文。これは、彼女が本来持っていたある種の「性癖」を暗示しています。しかし、ここで描かれるのは、自らの意思でそれを楽しむ能動的な快楽ではありません。抵抗し、恥じらいながらも、身体が叛いてしまう──。その「知っていたこと」と、「今、この瞬間に自身が嬲られることで味わう快楽の絶頂感」との間にある、圧倒的な力の差と心理的葛藤が、作品に深いドラマを生み出しています。
読者からは、「可哀そうじゃないとヌけない」という欲求を徹底的に満たす作品として高く評価されています。ツグミの頑なな精神が、物理的にも心理的にも少しずつ崩れ落ち、最終的には身体の正直な反応に抗えなくなるプロセスは、ある種の「快楽堕ち」の典型として、多くの熱烈な支持を集めているのです。一水社編集部による確かな作画は、少女の儚い美しさと男たちの粗暴さのコントラスト、恥辱に染まる表情の微細な変化を克明に描き出し、読者を画面の中に引きずり込みます。
純潔で美しいものが、圧倒的な暴力の前に無残に汚され、それでもなお輝きを失わない。否、むしろ汚される過程そのものにこそ、妖しい美しさが宿る。『落魄れ 第二話』は、そんな背徳的でありながらも抗いがたい魅力に満ちた世界へと、あなたを誘う作品です。