蓮には「救ってください」という花言葉があります。
なんだか不思議な花言葉ですが、どのような由来や伝説があるかご存知でしょうか。
この記事では、蓮の花の花言葉の意味や由来についてくわしく紹介します。
夏の早朝、池沼や水田一面に咲く蓮の花は、私たちの心を癒してくれる花のひとつですね(真っ白な蓮の花を見ると、あわただしい気持ちが落ち着きます)
蓮の花を見るとき、花言葉やその由来を知っていると、花の見え方もガラッとちがってきますよ。
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蓮の花言葉とその意味
冒頭でも説明しましたが、蓮には「救ってください」という花言葉があります。
これは仏教に由来した言葉で、悟りを開くことで輪廻転生の苦しみから解放されたいという願いに関連して生まれた花言葉なのです。
以下、くわしく見ていきましょう。
なぜ蓮の花言葉が「救ってください」なのか?
蓮の花は仏教とのかかわりが深い花です。
仏教は「お釈迦様と同じように、悟りを開くこと」を最大の目標とする宗教ですが、悟りを開いた人だけが行ける極楽浄土には、蓮の花が咲いているといわれます。
さらに、生きている間に善い行いをすると、蓮の花から極楽に生まれ変わることができるといわれているため、仏教を信じる人にとって蓮の花は「救済の象徴」と考えられてきたのです。
そのため、蓮の花は仏教信者の「救われたい・極楽に行きたい」という気持ちを象徴し、花言葉も「救ってください」になったわけですね。
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複数ある蓮の花言葉とその由来
蓮の花には、「救ってください」という花言葉の他にも、いくつか花言葉のバリエーションがあります。
仏教が盛んだった地域(インドや中国・日本など)以外では、当然ながら仏教を由来とした花言葉はあまり用いられませんから、その代わりに別の花言葉が言い伝えられているからです。
「救ってください」以外の蓮の花言葉のうち、代表的なものは以下のようなものがあります。
蓮の花ことば(救ってください 以外)
- 清らかな心:泥池に咲く穢れのない真っ白な花の姿に由来
- 神聖:極楽浄土は蓮の形をしていると考えられていることに由来
- 雄弁:蓮の花を捧げられたエジプトの王オリシスが、雄弁だったことに由来
- 沈着:古代中国で「俗人に染まらない君子の花」と呼ばれていたことに由来
- 休養:贅沢で夢想的な生活を送る「ロータス・イーター」に由来
- 離れゆく愛:花が咲いてから4日で散ってしまう儚さに由来
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蓮の花言葉に関連する由来や伝説(東洋・西洋別)
蓮の花言葉「救ってください」は、仏教に由来していると先に述べました。
ここでは、東洋と西洋での由来をそれぞれ紹介していきましょう。
東洋では
インド最古の経典ヴェーダには、女神が蓮の上に立ち、蓮の飾りを持って生まれてきたと記載があります。
美と豊かさ、幸運の女神として私たちの苦しい状況を取り除いてくれる女神ラクシュミーです。
彼女は4つの手で人生の目的をあらわし、人々を導いてくれます。
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西洋では
仏教はインドから始まって中国大陸や朝鮮半島、日本、東南アジアで信仰されている宗教ですので、これらの地域からは遠い西洋や、中東の世界では花言葉がまったく異なります。
古代エジプトの日の神ホルスは、蓮の花から生まれたと言われています。
ホルスは救世主として崇められ、12人の使徒たちとともに病を治したり、水の上を歩いたり、奇跡を起こしました(まるでキリストのようですね)
インドの女神ラクシュミーとエジプトの神ホルス、地域はちがいますが、どちらも蓮から生まれています。
そして、どちらの神も人々を救ってくれるといういわれがあるのです。
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まとめ
この記事では、蓮の花の花言葉の意味と由来について紹介しました。
蓮の花の特性や由来を知ったことで、花言葉の意味をより深いものとして感じることができたのではないでしょうか。
ぜひ、あなたの大切な人に花言葉の意味を添えて、花をプレゼントしてみましょう。
花言葉の意味は複数ありますので、かならず意味も添えて下さいね。
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