お正月だからと張り切って正月飾りを飾ってみたものの、いつまで飾ったものか…と迷っている方も多いのではないでしょうか。
正月飾りは、種類によって(鏡餅や門松・しめ飾りなど)いつまで飾るか?が異なるので注意が必要です。
この記事では、正月飾りはいつまで飾るのが正しいのかについてわかりやすく説明しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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正月飾りはいつまで飾る?
冒頭でも見た通り、正月飾りは飾るもの(門松・しめ飾り・鏡餅)によっていつまで飾るかのルールが違います。
また、それぞれについて関東・関西で飾る期間に違いがあることにも注意しておきましょう。
門松はいつまで飾る?
門松を飾る期間
- 関東:年末12/28前~1/7まで
- 関西:年末12/28前~1/15まで
なお、門松が飾られている期間を「松の内」と呼ぶことも知っておきましょう(「門松を飾っている内の期間」という意味ですね)
ちなみに、関東では3本の竹に松が飾られるシンプルな門松が多く、関西では松の他に紅白の葉牡丹や南天が飾るなど、豪華な門松を飾る家が多いようです。
門松の由来について
門松の由来は、正月に神様が各家庭に降臨する際の目印として、冬にも葉を落とさない常緑樹の松を、縁起が良いとして飾るようになったのが始まりと言われています。
松の内が終わったら門松を片付け(「松送り」といいます)、松を燃やした煙に乗って神様は帰っていきます。
飾る期間が終わった正月飾りは近所の神社のどんど焼き(後で説明します)に持っていけば、燃やしてくれますよ。
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しめ飾りはいつまで飾る?
しめ飾りを飾る期間
- 関東:年末12/28前~1/7まで
- 関西:年末12/28前~1/15まで
関東のしめ飾りは輪締めタイプの縄に扇やエビなどいろいろなものが付いていて派手目です。
一方で、関西のしめ飾りは、ゴボウ締めされた縄に、ダイダイ、ゆずりは、ウラジロ、紙垂が飾られることが多いようです(関東に比べるとシンプル)
門松は関西が派手め、しめ飾りは関東が派手め、となっているのがちょっと面白い感じがしますね。
しめ飾りの由来
家庭で飾るしめ飾りは、神社や神棚に貼られるしめ縄を簡素化しています。
しめ飾りを飾ることで、そこが神様が宿る神聖な場所であることを表しているのです。
簡素化したのは、水回りや車などに飾りやすくするという目的もあるのかもしれませんね。
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鏡餅はいつまで飾る?
鏡餅を飾る期間
- 関東:1/11に鏡開きを行なう
- 関西:1/20に鏡開きを行なう
鏡餅は、鏡開きに刃物を遣わす割って食べることで、年神様の霊力を取り込み健康と幸せを祈ります。
関東でも1/20に鏡開きをおこなっていましたが、徳川家光の命日の20日を避け、1/11になったという説があります。
関東は将軍様のおひざ元としての歴史がこのようなところに残っています。
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正月飾りはどうやって処分するのが正解?
縁起物の正月飾り、むやみやたらと処分していいものか悩むところですね。
松の内を過ぎ取り外した正月飾りは、左義長とよばれる正月飾りを火で焚く小正月の行事で燃やすのが一般的です。
地域によっては、どんど焼き、オンぺ焼きなどといった名称で呼ばれることもありますが、1/14の夜か1/15の朝に神社の境内や田んぼで行なわれます。
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まとめ
今回は、正月飾りをいつまで飾るのか?のルール(風習)について解説しました。
12月の半ばから1月の半ばまで行われる正月行事、日本の伝統行事について知って頂くことはできたでしょうか。
ぜひ今年の正月事始めには、正月飾りを飾り、小正月には、どんど焼きに行って正月飾りをお焚きあげやお祓いをしてもらい、古き良き日本の伝統を感じてみましょう。
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