「君の膵臓を食べたい(略称キミスイ)」は、映画化もされた話題の小説ですね(住野よるさん原作)
もともとは小説投稿サイトに投稿された作品が、人気作家の目にとまって双葉社から出版され他という経緯のある作品です。
映画を見たのをきっかけに原作小説に挑戦しようという方も多いと思いますので、この記事では作品のあらすじについて簡単に紹介させていただきます(ネタバレが嫌な方は、「あらすじ」の解説のみお読みください)
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君の膵臓を食べたい(キミスイ)あらすじを簡単にまとめ
君の膵臓を食べたい(キミスイ)あらすじ
主人公である「僕」は病院で偶然「共病文庫」というタイトルの本を拾います。
その本はクラスメイトの桜良がつづっていた秘密の日記でした。
その日記を読んだことから、主人公は桜良が膵臓の病気をわずらっており、すでに余命がほとんどないことを知ってしまいます。
主人公は彼女の病気を身内以外で知る唯一の人物となったことから、彼女と深い関わりを持つことになります。
桜良と過ごす時間の中で、主人公は人を認め、人を愛するということを学んでいきます。
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君の膵臓を食べたい(キミスイ)の登場人物
「君の膵臓を食べたい」は次の4人の登場人物によって展開される物語です。
「君の膵臓を食べたい」登場人物
- 僕:人付き合いが苦手な主人公。「共病文庫(桜良の日記)」を病院で発見したことがきっかけとなって、人を認め人と関わり合う努力をするようになる
- 山内桜良:物語のヒロイン。主人公と出会ったときにはすでに余命1年と宣告されていた。病との戦いの日々を描いた「闘病日記」を書く代わりに、病と共に生きる日々を描いた「共病日記」を書く
- 恭子:桜良と過ごした時間の後、人と関わることの大切さに気づいた主人公が、初めて友人となる人物
- 学級委員(タカヒロ):桜良の元彼氏。桜良にはまだ未練があるため、主人公と桜良の関係を邪魔しようとする
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君の膵臓を食べたい(キミスイ)ネタバレ含む内容解説
「君の膵臓を食べたい」という物語は、これまで人と関わりを持たずに生きてきた主人公が、桜良と出会ったことで、人の対して憧れの感情を持つようになるまでの物語です。
何よりもインパクトがあるのは作品のタイトルですが、これは主人公である「僕」が桜良の病気の原因となっている膵臓を食べてしまいたいと思うくらい、深い愛情を表現したものなのです。
物語の中では、この言葉は「あなたのようになりたい」という意味を持った言葉として展開されています。
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主人公が名前が最後まで明かされない理由
物語の中では、主人公の名前が最後まで明かされません。
それはなぜでしょうか?
主人公の名前が最後まで明かされないのは、主人公自身が自分の人生を生きようとしてこなかったからです。
彼は「地味なクラスメイトくん」や「仲良くん」とか呼ばれています。
しかし、これは実際にクラスメイトが彼をこんなふうに読んでいたわけではありません。
むしろ、彼が勝手に自分自身をそのような存在として位置づけていたからです。
物語の最後になって、主人公は桜良の死によって自分自身の人生を自分の力で生きていく決意をします。
そのような状態になって初めて自分という存在が意識されるようになり、物語の中で自分の名前が明かされることとなります。
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君の膵臓を食べたい(キミスイ)結末ネタバレ
「君の膵臓を食べたい」のヒロインである桜良は最後は病気が原因ではなく、通り魔に刺されることで死んでしまいます。
しかし、桜良と出会ったことによって、主人公は人間らしさを取り戻すことができました。
桜良に出会うまで、主人公は誰かのようになりたいなどと思ったこともありませんでした。
桜良に出会ったことで、主人公は「桜良のようになりたい」、つまり「君の膵臓を食べたい」と思うようになったのです。
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まとめ
今回は、人気作家・住野よるが書いた「君の膵臓を食べたい」について簡単にわかりやすく解説しました。
「君の膵臓を食べたい」はもともとネット小説として話題となり、その後に映画化までされた珍しい経緯でヒットした作品です。
作品をまだ読んだことがない、みたことがないという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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