子育て中、たいていの親は子供の反抗期に向き合わなくてなりません。
一般的には、幼児期には第一回目の反抗期があります。
第一回目の反抗期は比較的早く終了しますが、その後中学生になったころ(早い子は小学生高学年から)に、人生2回目の反抗期に突入するケースが多いでしょう。
この時期の子供は口数も減り、とんかくいつも不機嫌なことが多いです。
「子供の考えていることがさっぱりわからない」とか「叱ったほうが良いのだろうか?」と、対応に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、反抗期を迎えた子供との接し方を解説しますので、子育てにお悩みをお持ちのお父さん・お母さんはぜひ参考にしてみて下さい。
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反抗期とは?意味をわかりやすく解説!
反抗期とは、子供が大人になるための通過儀礼のようなものです。
この通過儀礼は、子供が自我(なんでも自分のことは自分で意思決定したいという自然な気持ち)を身に着けるために、とても大切なものなのです。
幼児期に、なんでもイヤイヤをする時期を第一反抗期といい、最初の自我が芽生えます。
その後、思春期ともいわれる中学生前後に第二反抗期を迎え、急に成長し始めた身体の変化に気持ちがついていかずにイライラしてしまうのです。
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反抗期の子供への対応方法の基本
反抗期の子供を持つ親は、「今、うちの子は反抗期なんだ」と割り切ることが大切です。
反抗期に突入する年齢は、学校や部活、勉強や友人関係などストレス盛り沢山。
自分の考えを持つようになり、親から指図されることを疎ましく感じる時期でもあります。
なので、今までのように1~10まで指図するのではなく、子供の自主性に任せてみましょう。
そして、本当に困ったときに助け船を出してあげるのです。
子供と接する時間の多いお母さんは、つい子供のことが気になり口を出してしまいがちね。
しかし、そこをグッと我慢してください。
いずれ子供は親の元を巣立っていきます。
子供が反抗期を迎えた今、その時に備えて親も子離れの準備をしていきましょう。
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反抗期の子供にこれだけはやってはいけないこと
反抗期の子供は、とてもデリケートです。
この時期に対応を間違えると、反抗期が終わった後の関係修復が難しくなります。
関係をこじらせないために、親は次のことに注意しなくてはいけません。
反抗期の子供に、親がしてはいけない3つのこと
- ①頭から否定しない
- ②子供にこびない
- ③つきはなさない
以下で順番に説明しましょう。
注意点①:頭から否定しない
子供の行動を頭から否定するのではなく、なぜそこに至ったのか理由を聞きましょう。
そのうえで、子供のとった行動に非がある場合は、その理由を冷静に伝え、つぎにとるべき行動をアドバイスします。
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注意点②:子供にこびない
反抗期だからといって、腫れ物に触るように、なんでも子どものいうことを聞く必要はありません。
ダメなものはダメだという現実を、子供に教える必要があります。
ただし、感情的にならず冷静にダメな理由を伝えることが大切です。
注意点③:つきはなさない
反抗期の子供は、とてもデリケートです。
子供との距離を置く必要はありますが、常にあなたを見守っているのよ、という安心感を子供に与えることが大切です。
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反抗期の時期はいつからいつまでが平均的?
先にも述べましたが、反抗期には一次反抗期と二次反抗期があります。
一次反抗期は、いわゆる「イヤイヤ期」ともいわれる時期で、2~3歳頃です。
このころには自分の欲求が満たされないとすぐに泣いて怒ったり、金切り声をあげたりといったことが続きます。
しかし、この時期の子供はまだまだ言語をきちんと理解する段階にいたっていませんから、親が叱ってもわかりません。
感情的にならずに、子供がわかる言葉で、なんでいけないのかという理由を教えてあげて下さい。
この時期は、人間としてのルールと秩序を学ぶ大切な時期ともいえるのです。
二次反抗期は中学生ごろから
二次反抗期は、昔は中学生の頃と言われてきました。
ですが最近は、早いと小学校4年生頃から二次反抗期を迎える子もいて、高校生くらいまでつづく場合もあります。
これには、いわゆる「お年頃」の子供が日常的にふれている情報の多様化が影響していると思われます(ネットでの調べ物やラインその他の情報ツールを使った友達とのやり取りなど)
反抗期を大人になるために通過儀礼として考えると、今の情報社会において、二次反抗期が低年齢化するのは当然のことかもしれません。
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反抗期がない子供はやばい?
たしかに反抗期は大人になるための通過儀礼ですが、反抗期を経験せずに大人になる子もいます。
親としては、反抗期を経験してないから自立できてないのかしら?と心配してしまうかもしれませんね。
ですが、結論から言うと、成長期の時期に反抗期があるかどうかは人それぞれですので心配する必要はありません。
重要なことは、成長後に自我の形成がうまくいっているかどうかですが、反抗期を経ることによって自我を形成する子もいれば、その他の方法(クラブ活動や友人・恋人との関係など)によって自我を形成する子もいます。
反抗期の有無が重要なのではなく、成長期を経た後に精神的に自立した人間になれるかどうかが重要といわけですね。
特に、小さいころから集団での課外活動(スポーツクラブなど)に時間をたくさん割いている子は、反抗期を経ずに成長することも多い傾向にあります。
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まとめ
今回は、反抗期を迎えた子供との接し方について解説しました。
身体は大きくなっても、中身はまだまだ子供。
反抗期だからと割り切りつつも、突き放したりせず見守ることが大切です。
悩める親は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
親自身も適度にストレス発散をして、心のゆとりを持って息子に接してあげましょう。
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