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- 待ちに待った納車予定日!ディーラーからいくつか日取りの候補を選ぶようにいわれているけど、どうせなら縁起の良い日を選びたい(事故とかあったら嫌だし!)
- 結婚式の日取りを決めないと…大安や友引など六曜は「最近では関係ない」って言うけど本当?
↑人生にはいろんな「勝負事の日」がありますが、どうせならちょっとでも「縁起の良い日」を選びたいですよね。
縁起の良い日を知るために、大昔から重要視されてきたのが「六曜」です。
(六曜=「大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅」の6つの周期で縁起の良い日や悪い日を教えてくれるルールのこと)
カレンダーを見ると小さい字で「今日は大安」「26日は仏滅」といったように書いてありますが、これらの本当の意味をご存知でしょうか。
この記事では、それぞれの日の具体的な意味について紹介しましょう。
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六曜の意味を一覧で紹介!
【六曜の意味一覧】
- 大安:六曜の中でも一番縁起のいい日で何をしてもうまくいく、成功するとされる日です
- 友引:「勝負がつかない」という意味で、この日には何事も勝負がつかない日とされています。
- 先勝:字の通り先に勝つという意味で、この日は勝負事に向いている日です。
- 先負:先勝とは真逆の意味を持ち、勝負事には向いていない日で、平静を守ることが吉とされています。
- 赤口:縁起が悪い日であるため、新しく物事を始めるべきでない日とされています。
- 仏滅:六曜の中でも一番縁起が悪い日で何をしても最悪とされる日です。
ざっくりまとめると「大安」「友引」「先勝」が縁起のいい日、「先負」「赤口」「仏滅」が縁起の悪い日、ということになります。
【縁起の良い人と悪い日】
- 縁起の良い日:大安・友引・先勝の3つ
- 縁起の悪い日:先負・赤口・仏滅の3つ
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六曜とはそもそも意味ある?ない?迷信?
昔の人にとって六曜はとても意味があるものでしたが、科学技術の発展した現代ではいわば迷信のようなものといえます。
つまり、六曜には科学的根拠があるものではありません。
しかし、現代においても世の中のすべてのことが科学的な根拠によってわかっているわけではないことは理解しておく必要があるでしょう。
【現代における六曜の意味】
例えば、「飛行機が空を飛ぶ」ということや、「血液型によって性格がある程度分かる」ということも、科学的に厳密に根拠づけられているわけではないのです。
そう考えると、「六曜に全く意味がない」と考えるべきかどうかは疑問です。
私たちは経験的に「A型の人は几帳面」「大安吉日にはなぜかいいことがある日が多い」「体育の日はなぜか毎年腫れが多い」など、「科学的にきちんと説明することはできないけれど、そのようにいえるケースが多い」ということを生活の中で学びます。
六曜は、大昔から「こういう日にはこういうことが多い」という経験則を、ぼう大な個人の経験をまとめてルール化したものといえるでしょう。
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古来の中国で信じられていたとする六曜は、室町時代には日本に伝わっていたとされています。
室町時代と言えば、武士が天下を取ろうと戦乱が頻発した戦国時代ですね(織田信長が出てくるちょっと前ぐらいの時代です)
すべての人が信じていたというわけではありませんが、六曜の縁起がいい日を気にして戦にのぞむ武士もいました。
その文化が脈々と受け継がれて、現代まで残っているということですね。
そもそも科学的根拠がないものなので、現代を生きる我々が六曜を気にする必要性はほとんどないかもしれません。
しかし、そうは言っても大切な日をわざわざ縁起の悪い日に合わせたくはないですよね。
「大安の人と仏滅の日のどっちも選べる」という状況で、あえて仏滅を選ぶ必要はありません。
そう考えて、結婚入籍・納車・引っ越し・勝負事などの日を縁起のいい日にあわせる人もいる、ということです。
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六曜の意味についての豆知識
六曜は「大安」「友引」「先勝」が縁起のいい日、「先負」「赤口」「仏滅」が縁起の悪い日、とざっくり分けて説明しました。
より詳細にみていくと、縁起のいい順番が決まっており、さらには時間によっても縁起のいい時間・縁起の悪い時間があります。
以下では、こうした六曜に関する豆知識的な情報を紹介していきます。
六曜で縁起のいい順番は?
基本的に六曜で縁起のいい順番はこうです。
「大安」→「友引」→「先勝」→「先負」→「赤口」→「仏滅」
【六曜で縁起の良い順番:上に行くほど縁起が良い】
- 大安
- 友引
- 先勝
- 先負
- 赤口
- 仏滅
大安と友引のどっちでも選べるなら大安、先負と仏滅が選べるなら先負、というように判断すると良いでしょう。
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六曜にはもともと差別的意味がある?
「差別につながる」という理由で「六曜が載っているカレンダーを作るべきじゃない」という主張がされることがあります。
確かに、仏滅の日に生まれた子は運勢が悪いとか、大安の日に生まれた子だから優れている…なんてことをいわれては本人はたまったものではないですよね。
血液型なんかについても同様ですが、「A型の人は几帳面だけど神経質でつきあいにくい」とか、「B型の人はマイペースで自己中心的」なんて言う風にいわれることがありますが、これと同じような文脈ですね。
先ほど六曜の起源について解説した通り、六曜には科学的根拠がありませんから、「公的な配布物として科学的根拠のないものを記載するのはどうか?」という声もあります。
(実際、一部の地域では六曜記載のカレンダー配布中止になりました)
しかし、こうした批判がありながらも、私たちの先祖が六曜を参考にしながら歴史的に重要な決断を下してきたのは事実です。
現代の私たちが六曜を信じるかどうかはまったく自由ですが、六曜が歴史の重要な局面で活用されてきた(意味があるかないかは別問題として)という事実を否定することは適切ではありません。
特に、歴史を研究する人は、「昔の人たちの意思決定を、現代の私たちの感覚で判断する」ということをしてしまうと決定的に間違います。
私たちが六曜をどのように使うか?という問題と、昔の人たちが六曜をどのように活用してきたのか?という問題は必ず分けて考える必要があります。
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六曜にはそれぞれ縁起のいい時間がある?
六曜は、時間によっても縁起のいい時間・縁起の悪い時間があるといわれています。
せっかくなら少しでも「縁起の良い時間」に重要なイベント(結婚式や地鎮祭など)を行いたいですよね。
縁起のいい時間を〇、縁起の悪い時間を×とすると、以下のようになります。
【六曜で縁起の良い時間・悪い時間】
- 大安:一日中〇
- 友引:正午前後〇、それ以外の時間×
- 先勝:午前中〇、午後×
- 先負:午前中×、午後〇
- 赤口:正午前後〇、それ以外の時間×
- 仏滅:一日中×
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まとめ
今回は、六曜の基本的な意味や由来~豆知識まで解説しました。
六曜には科学的根拠がないとはいえ、戦国時代からの迷信が今なお残り続けている、というのはそれだけ人々が信じ続けてきたからということですね。
「六曜なんて意味のないものだから信じる必要はない!」という声もありますが、結婚入籍・納車・引っ越し・勝負事などの大切な日だけでも信じてみるのもいいでしょう。
近いうちに勝負事や人生の重要なイベントが控えているという方は、この記事の内容をぜひ参考にしてみてくださいね。
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