「この世界は何者かに操作されている」と聞いて、あなたは何を想像しますか? 社会の陰謀? 巨大な組織の策略? しかし、この作品が描く「操作」は、もっと身近で、もっと官能的で、そしてもっと残酷なものです。それは、一人の平凡で幸せな「良妻賢母」の自我が、目に見えない“プレイヤー”の手によって、少しずつ、確実に、快楽の奴隷へと書き換えられていくプロセス。R.S.I.日本支部が贈る、洗脳(MC)ジャンルの新たな金字塔が、ここに誕生しました。
主人公・興津香波は、家族思いで貞淑な、どこにでもいる幸せな人妻。しかし、カフェでの何気ない会話をきっかけに、彼女の世界は音もなく崩壊します。親友が口にした「私達は操作されている」という警告。そして現れた、無表情で妖艶な「運営」と呼ばれる女たち。彼女たちの手により、抵抗する意思は押しつぶされ、新たな“人格”が注入されていく…。ここで描かれる「操作」は、暴力ではなく、精神の深部への浸透。抵抗する理性と、植えつけられる淫らな衝動との葛藤が、読む者の背筋をゾクつかせます。
本作の最大の魅力は、この「良妻」という存在そのものを弄ぶ、徹底した背徳感とギャップにあります。これまで夫にだけ向けていた慈愛に満ちたまなざしが、操作によって歪み、どこか虚ろでながらも底知れぬ淫らさを帯びていく様は、まさに「無表情」というタグが示す通りの、複雑で病みつきになる官能性を放っています。朝の目覚めに、夫への「おはようのフェラ」という日常的な行為が、自我を蝕む強制された儀式と化す時、読者は香波の内面の悲鳴と、それに反比例する肉体の熱さを同時に感じずにはいられないでしょう。
さらに、作品は単なる個人の崩壊で終わりません。操作された淫乱な娘・多由佳をも巻き込んだ「家族」の再構築へと物語は進みます。これはもはや、個人の陵辱を超えた、血縁という最も深い絆を快楽の回路で上書きする、究極の近親相姦劇です。貞淑な母と自由奔放な娘が、同じ“プレイヤー”の意のままに、妻として母としての役割を演じながら交わる光景は、常識のタブーを粉砕する圧倒的な衝撃と興奮をもたらします。
31ページというボリュームの中に、覚醒、暗示、抵抗、隷従、そして家族の堕落という一連の流れが見事に凝縮されており、随所に散りばめられた「巨乳」「フェラ」「3P」の濃厚な描写が、物語の重厚さをさらに引き立てています。サークルが掲げる「意志に反して操られているところを見たい」という欲望に、文句なしに応えてくれる傑作。あなたも、香波の自我が消えていくその瞬間に、目をそらすことなく向き合えますか?