「人間万事塞翁が馬」とは、「訪れる不幸や幸せなどはいつどのように訪れるか分からない。予測する事もできない」という意味です。
【人間万事塞翁が馬】
訪れる不幸や幸せなどはいつどのように訪れるか分からない。
予測する事もできない
また別の解釈では、「世の中でおこる幸福や災いは予測不可能であり、それらに振り回されないようにすべきだ」というものもあります。
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「人間万事塞翁が馬」の使い方と例文
例文を使って「人間万事塞翁が馬」という言葉の使い方を紹介します。
【人間万事塞翁が馬:例文①】
「就活に失敗して落ち込んでいたけれど、就職先で素敵な出会いがあった。まさに、人間万事塞翁が馬だ。」
この例文では、災いだと思っていた事が、幸福につながったという、良い意味で使われています。
就活で失敗するという不幸が、実は素敵な出会いという幸せにつながったという事です。
【人間万事塞翁が馬:例文②】
「良かれと思ってとった行動が、相手には迷惑だったなんてまさに、塞翁が馬という言葉の通りだ。」
こちらは悪い意味での使われ方ですね。
人間万事塞翁が馬という言葉は、必ずしも良い意味で使われるとは限らないのです。
また、「塞翁が馬」と省略して使われる事もあるので、覚えておきましょう。
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「人間万事塞翁が馬」の類語
人間万事塞翁が馬の津異義語としては、次のようなものがあります。
【人間万事塞翁が馬:類語①】
「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」
この言葉の意味は「不運があっても、そればかりではないから落ち込むな」というものです。
これは、不幸や幸せが、瀬が浮き沈みする様子に例えられています。
また、この言葉は「人間万事塞翁が馬」とは違い、良い意味で使われる事が多いことも覚えておきましょう。
【人間万事塞翁が馬:類語②】
「禍福は糾える縄の如し」
この言葉の意味は、「不幸や幸福は一緒に訪れる物だ」というものです。
これは、不幸と幸福が、交差する縄の表と裏に例えられています。
これらの類語も覚えておくと良いでしょう。
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「人間万事塞翁が馬」の由来・出典は?
「人間万事塞翁が馬」という言葉には、どのような由来があるのでしょうか。
「人間万事塞翁が馬 」という言葉は中国の書物が由来になっています。
直接「人間万事塞翁が馬」と載っている訳ではないですが、以下の話からこの言葉は生まれたのです。
【人間万事塞翁が馬:由来となったお話】
ある日、老人が飼っていた馬が逃げ出しました。
老人がそれについて嘆いていると、逃げ出した馬が、別の優秀な馬を連れて帰ってきました。
老人が喜んていると、その馬に息子が乗った時に、落馬して足を骨折しました。
しかし、その骨折のおかげで、息子は兵役を免除され、命拾いしました。
この話から、不幸や幸せは予測できないという意味で「人間万事塞翁が馬」という言葉が生まれました。
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まとめ
今回は、「人間万事塞翁が馬」という言葉の意味や使い方、由来を解説しました。
「人間万事塞翁が馬」は実際に役に立つ教訓でもあります。
是非、今回解説した事を覚えて、日常の中でこの言葉を使ってみて下さい。
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